2020年03月27日

民法(債権法)改正【保証】連帯保証人について生じた事由は主債務者に効力を及ぼすか

近藤和弘法律事務所です。

連帯保証人について生じた事由は主債務者に効力を及ぼすか(改正民法458条)

【改正前】
履行の請求,更改,相殺,免除,混同,時効の完成について絶対的効力あり。
ただし,免除,時効の完成については,連帯保証人の負担部分について主債務者に効力を生ずるところ,連帯保証人には主債務者との関係で負担部分はないから,実質的には絶対的効力が生じる場面はない。

【改正後】
更改,相殺,混同についてのみ絶対的効力あり。
相殺については,主債務者が相殺を援用しない間は,連帯保証人は主債務者の反対債権を理由に連帯債務の履行を拒絶できるだけ。

【変更点】
改正前は,債権者は連帯保証人に対して請求すれば主債務について時効中断できたが,改正後は連帯保証人に対して請求しても主債務の時効中断(時効の更新)不可
posted by kondolaw at 00:00| 民法改正